• アルミ縞板 大型スロープ加工2021年04月04日更新

    071-e1617464614945-224x300

    用途 : アルミスロープ

    部材 : アルミ縞板 曲げ加工 ボルト締め 

    図面 ; なし ヒアリングのみ

    加工 ; 切断 曲げ ボルト締め

     

    マンションの自転車などが使用する大型のスロープになります 今までもご自宅用であったり、工場などの配線を避けるためのものなど、様々なものを製作してきましたが、ここまで大型なものは初めてでした

     

    072

     

    図面設計をしてみると色々な問題点が出てきました

     

    まず安全面を考えたときに、1枚物で製作したいのですが、大きすぎて母材がないため分割になる

     

    工場で分割で製作しても溶接で組み上げてしまうと現場に運搬が出来ない

     

    設置現場の図面上での角度は調べてあるが、実際の傾斜角度は分からない(現状の状態は分からない)

    などが悩ましい問題でした

     

    特に現地での傾斜角度については、図面寸法と実寸は多少のズレは必ずあるため、設置してみないと角度が合うかは分かりません

     

    現場での据え付け時に調整が出来るようにボルト締めで分割で製作し、滑り止め機能があるゴムで多少の誤差は調整することにしました

     

    あとは分割することにより不安な強度問題でしたが、下記写真を見て分かっていただけると思いますが、成人男性が歩いても全く問題がないものが仕上がりました

     

    076

     

    分割部分を曲げ加工と裏側に補強をいれることにより、自転車が通った時にたわみがなるべく出ないように工夫しました

     

    金属は曲げ加工を施すと強度が増します クリップをイジイジと曲げているとなんだか固くなったなぁと思ったことはございませんか?それと同じです

     

    今回のようなスロープや、その他強度が必要な構造物には重量を増やすことなく強度を出す技として、とにかく曲げて強度を出すことにより安全な製品になっていきます

     

    074

     

    スロープ下のチャンネル曲げもアルミ縞板の専門店らしく縞板で加工してあります

     

    現地での写真は今回は取り忘れてしまいしたが、無事に取付することが出来ました

     

    不安だった傾斜角度も思ったほどずれもなく、ほぼ修正することなく終わったのでほっとしましたし、設置後すぐに子供たちがスロープを笑顔で渡っているのを見て、モノつくりの醍醐味を感じました

     

     

    商品引き渡しの流れとしては、

    大まかなサイズと仕上がりイメージを確認 → お見積り → お振込み → 製作 となります。

     

    ※アルミ縞板 専門店 ALMIXでは様々なご要望をお聞きし、常に新しいことに挑戦することで、お客様により良い商品を提案販売出来るよう心掛けております。ですので難しい形状であったり、通販では価格面で無理だろうと諦める前に、一度弊社にお問合せ頂けると嬉しいです